<お役立ちメニュー>引越しの2週間前に賃貸探しブログ:11月02日
奥さんが子どもの長い休みを嫌う理由の一つは、
1日三度の食べる事の用意です。
食べる事の時間前になると、
子どもたちは「今日はなに?」と
奥さんに献立を尋ねています。
フクロの味ではなく、
おフクロの味にこだわっている奥さんにしてみれば、
自業自得なのですが、
口で言う割には楽しんでいるように見えます。
外では昼になると
「今日は何を食べようか」と迷いますが、
それは主にオカズの選択です。
美味しいのはオカズであり、
ごはんは味もそっけもありません。
ですからオカズが関心事になります。
ところで
オカズは連日同じものだと必ず飽きてきますよね。
どうしても日替わりが必要になります。
それがママの重荷になるわけです。
美味しさには飽きがくるという宿命がありますが、
それを回避するために別の美味しさを求めるようになります。
甘いものの次は、辛いものといった食べ方です。
残り味を別の味で打ち消していこうとすると、
やがて味はだんだんに濃くなっていきます。
主食であるごはんには味がありません。
だから、決して飽きずに連日食べられるのです。
オカズを食べたら次にごはんを食べる…
ごはんで味覚をぬぐうようにすれば、
次に食べるオカズが薄味であっても
十分に美味しく感じられます。
ごはんは味のご破算をしてくれる役割を担っているんですね。
味がない状態に常に戻ることが、味覚を洗練するコツです。
食べる事に限らず、
日頃から面白いことばかり追い求めていると
気づかないうちに過激になっていき、
洗練された感性からはぐれていって、終いには中毒状態に…
感受性を磨くには
感じない状態を保つ努力が必要だと思います。